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ブーリン家の姉妹   WOWOW鑑賞  ☆☆☆半 

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なんの予備知識もなく、ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンという若手二大女優が出ている、しかも私の好きな中世物というだけで見ました。

見てびっくり。
なんとエリザベス女王のお母さんの話じゃありませんか!!!
無知で、ごめんなさい。

男子の生まれなかったヘンリー8世。その王に愛人を差し出してブーリン家に栄華をもたらそうと画策する姉妹の父親。王が選んだのは結婚したばかりのメアリー(スカーレット・ヨハンソン)で、目論見ははずしたが、とにかく自分んちのことしか考えてない父親。
結婚相手の夫もしぶしぶ妻を差し出す・・・
権力には逆らえない絶対王制内の不条理。
みんなどうかしてると思っていたら、アン(ナタリー・ポートマン)が最も政略家だったという展開。
男子を産んだメアリーまで追い出したりしちゃって。
でも何故かアンが生んだエリザベスはメアリーが育て、やがて女王になるわけです。

ナタリー・ポートマン、強い女性演じてます。
いままで妖艶な役が多かったスカーレット・ヨハンソンは優しく静かな強さを持った女性を演じてます。

韓国時代劇ドラマも日本の大奥も同じだけど、この映画も権力に翻弄されつつ、権力に憧れる人間の悲しい業を描いてますね。
どの国も、どの時代も、権力の前に人間の命なんて小さいものです。

映画「エリザベス」でも描かれていましたが、ヘンリー8世はアンと結婚するためにカソリックからプロテスタントに英国の国教を変えてしまうのです。
この時代は世界的に大きく時代が変革しようというしていた頃ですが、このローマ教皇から離れたことによって英国は最も早く中世を捨てる結果となります。
その後の進歩も英国は他のどの国よりも先んじることとなり、ヘンリー8世の女好きも功を奏したのかもしれませんね(笑)

しかし、そこまで惚れこんでいたはずのアンもやがて斬首刑となるわけですから、ほんと激動の時代であり、権力って怖い。

女性向けの映画のようであり、案外男性向けかも。
世界史好きには文句なく楽しめる映画でした。
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 この記事へのコメント 

というと、6人の妻を思い浮かべてしまうのは、
私だけでしょうか・・・

私、世界史をちゃんと勉強してなかったので、
そこらへんの史実はよくわからなかったのですが、
実は、高校生のころ、リック・ウェイクマンという
キーボード奏者の『ヘンリー8世と6人の妻』というアルバムを買って、
その当時のイギリス史・ヨーロッパ史を知ったという
おかしな過去を思い出しました(笑)

さすがですね。博学ですね。
確かにヘンリー8世には6人の妻がいたんですね。
アン・ブーリンが二番目で、後に4人と結婚してますね。
韓国ドラマ見ていても王族は複雑ですが、英国のはその比ではありません。
超ややこしいですね。
しかも名前が同じ人も多くて、覚えきれません。
3番目の奥さんにエドワード王子が生まれてるんですね。
「父王から感染させられた先天性梅毒により、幼い頃から病弱だった」と書いてあったので知ったのですが、ヘンリー8世は梅毒だったんですね。
エドワード王子は15才で亡くなってますね。
その後最初の奥様の子供がメアリー1世となり、死後アン・ブーリンの娘エリザベス1世が女王になったんですね。

しかし、知れば知るほどけっこうドロドロしてます(笑)

リック・ウェイクマンは全く知りませんが、ジャスミンさん音楽を通じて歴史にも精通されていったんですね。
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