韓国ドラマの功罪
大した知識はないものの、昔から歴史は好きでした。
韓国ドラマで「うっかり」朱蒙という歴史ドラマを見てしまってからは、韓国の歴史にもかなり興味津々となった今日このごろ。
昔「象」を初めて見た人たちの感想を聞くと、見た部分だけの感想をのべ、「象」という全体像がわからなくなってしまったという「たとえ話」がありますよね。
要するに、自分の知っている知識だけで物事判断するのは間違いが多く、見えない部分も考慮しなくては物事の全体は見えないという話ですよね。
自分の知っている知識だけではわからないことが多いのも当然ですが、映画でもドラマでも監督の思惑で演出され、描く側の意図で正義が決まるため、なんとも難しいものだとは百も承知なんですけどね。
いろんな韓国ドラマをみていると、「諸悪の根源植民地政策大日本帝国」として日本が描かれてます。
韓国ドラマで描かれている日本がすべてとは思ってませんが、やはり日本が韓国にしてきた政策はいかがなものかとつい感じてしまいます。
正直、その時代の歴史をあまりわかってない私は「なんで、そんなに反日感情を持つのか、わからん」と思ってましたが、朝鮮に対する日本の植民地政策は確かに
ひどいものですね。
政治力とは怖いものだと感じます。
そういう教育をしていれば、日本人の朝鮮人冷遇思想が生まれ、戦後反日政策をすれば、韓国人の日本に対する嫌悪感が生まれますよね。
「韓ドラブーム」はそんな日韓のわだかまりをなくす民間外交と言われているとNHKのドキュメント番組で放送してましたが、確かにそうですね。
韓国に対する蔑視は以前から持ってなかったと自負してます。
ただ、何故にあんなにお年寄りの人たちは朝鮮を蔑視するのか不思議でしたが、やはり政治力でしょうね。
「韓ドラ」に興味がなかったのは、
「韓ドラ」→「病気・愛憎・メロドラマ」→つまらん。
という思想構造を持っていた私です。(韓国ドラマファン、ごめんなさい)
自分でも超不思議です。
でも、すべてのドラマがOKじゃなくて、やはり体質に合わないのもありますよ。
だけと、それは映画とて同じこと。
言いたいことは、いろんなことに興味を持ってみると、いままで一部しかわかってなかった自分に気づき、いろんなことが少し見えてくるということなんです。
朝鮮は中国と陸続きということで、日本よりずっと早く文明が開けてます。
文字も仏教も陶工技術もいろんなことを朝鮮・中国から伝来しているにもかかわらず、植民地政策で朝鮮蔑視してきたことはわかっていたものの、より詳しくわかった今日このごろです。
ちょっと自分の無知さを露呈しましたが、飽きずに(主人によくも飽きないものだと毎日言われておりますので・・・)日課のように韓国ドラマを見ていることも無駄でないと言いたいわけでして・・・(笑)
まあ、ものには限度というものがあるとしたら、ちょいと限度を超えておりますが・・・
これから、年取っていく身としては、「何か楽しみがある」というのは良きことと、勝手に都合よく解釈して毎日楽しみに見ております。
言い訳けがましいけど、歴史や文化の勉強にもなるんよ~
この記事へのコメント
まして、過去に戦争や侵略、植民地政策などがあると、
いい悪いという問題ではなくなってしまいますからね・・・。
現実問題として、家族や親戚が日本人に殺されたという事実があるだけで、
日本人に対する感情は、一変するんだと思います。
私が同じ立場なら、きっと子や孫にまで、
その無念さや残酷さを伝えていくでしょうからね。
そういう感情が、中国や朝鮮、アジアの国の中には、
少なからずあるんだと思います。
そういう人たちに配慮した言動が必要なのは、
当然のことだと思います・・・。
だから、これからは、少しでもいい関係を構築できるように、
していってもらいたいですね。