喧騒の国ベトナム NO-3
タイトルが「喧騒の国」となっている説明をせずに書き綴っていることに気づき、ちょっとその説明をしますね。
一度でもベトナムに行かれたことがある方は納得でしょうが、ベトナムの道路事情は驚きです。
旅行のガイド本にも書かれ、香椎由宇のテレビでも紹介してましたが、ベトナムの道路は車とバイクであふれてます。
しかも、信号はあっても車・バイク優先。
ゆえに、クラクションが絶えず鳴ってます。
空港にお迎えに来てくれた車は何故か「ベンツ」のワゴン。
そして、走っている車・タクシーもわりと新しいんです。
まだ車社会があまり定着してなくて、庶民の足はバイクなので、車の古いのがあまり走ってないんだと思います。
そのかわり、バイクは古いのから新しいのまで雑多に走ってます。
聞いてはいましたが、ほんとすごい。
車と車の間にバイクがびっしり。
ホテルまで距離は近いのですが、なにせ夕方のラッシュであまり早く走れません。
混んでいると、あつかましいバイクは歩道も走ります。
日本人から見たら「無法地帯」です。
ホテルまでの30分、全員「ひぇ~、すごい!!!」の連発です。
何処まで行っても、どこを走っても、「雨後の筍」のようにバイク・バイク・バイク。
子供前後なんてあたりまえ。
足元に荷物を載せて、曲芸のような乗り方。
でも不思議と物は落ちません。
排気ガスもハンパじゃないので、マスクしてます。
車は、バイクにクラクションを鳴らし、
バイクは人にクラクションを鳴らして大きい順が優先です。
ベトナムは左ハンドル、右側通行ですので、日本と逆です。
ですから、日本で言う右折がベトナムの左折で、これが大変。
左折優先レーンなんてありません。
直進車の間をぬうというか強引に入ります。
直進している車が川のように流れているのに、強引に入るしかないんです。
日本人全員でお口あんぐり状態。
それを見ていたベトナムのHISのガイドさん。
「驚きでしょうが、待っていたら明日の朝になっても渡れません(笑)」とのこと。
車すれすれまでバイクがきます。
日本だったら絶対事故がおきます。
しかし、そこはホーチミン。
車もバイクも歩行者も慣れてます。うまくよけます。
見ているだけで疲れました。
ベトナム駐在の方のブログに「道路を横断できたら、ベトナムを攻略したようなものです」と書いてありましたが、道を歩いていろいろ見たいけど、道路の横断は無事に出来るのでしょうか・・・
ホテルの窓から見ても、前の大きな通りの車・バイクは遅くまで走ってます。
ホテルから信号のない道路の左折を撮ってみました。
手前の4台のタクシーは歩道で待機中。
何故か幅は広いけど、一応歩道なのに車が停車。
さて、真ん中の黒い車が左折します。
バイクも車もかなり流れてます。
少しつづ入っていきます。
不思議とバイクはうまくよけてくれます。
そして、無事左折完了。
ポイントは「負けない、くじけない、強気」
私には出来ません・・・ 対向車が目の前なんですよ(怖)
14年前に訪れたエジプトのカイロで初めて歩行者の大胆な道路横断を目にして驚いたのを思い出しました。
日本は実に秩序がありますね。
運転が苦手な私でも28年間無事に運転できるんですもの。
主人と2人で「絶対ベトナムに駐在しても車は運転できない」
「ホーチミンのタクシーの運ちゃんにはなれない」
「こんな国はレンタカーなんか借りれない」
といろいろ意見を出しました(笑)
ちなみに、HISガイドさんの情報によるとバイクも結構高いんです。
バイクに詳しくないのでよくわからないのですが、HONDAの最新のバイクだと80万円くらいするそうです。中国製が安くて15万円くらい。
月収2万円くらいが平均のホーチミンだから、かなり高価ですよね。
だからよく見ると、日本では見なくなった古い型のバイクもかなり走ってました。
暴走族のようなマフラーなしのバイクなんて走ってませんが、台数が多いのとクラクションもよく鳴るので、とにかく「喧騒」です。