喧騒の国ベトナム NO-4
3月22日(月) ホテル到着後、まずは部屋に行き貴重品をセーフティBOXに入れます。昔は体の一部に持っておくのが良策と言われてましたが、今の時代はホテルのセーフティBOXに入れるのを旅行代理店も薦めます。
街中で落としてしまうのが、一番怖いからです。
今一番治安のよくないと言われている南アフリカ共和国以外のホテルのセッフティBOXはまず大丈夫です(笑)
今夜と明日の午前中くらいまでのお金以外は全部BOXにいれます。
次に、夜の食事の予約をしました。
ホテルの部屋から直接かけました。
大きなホテルだと、市内通話は料金をとりません。
レジェンドホテルも無料でした。
ベトナムも高級レストランは大概英語が通じます。さすがに日本語は無理です。
主人の「笑い話・アンバサダーコース」の英語力で予約はできました。
バカにできないアンバサダーコース(笑)
私には電話での予約なんて無理ですから・・・
ひとまず、8時の予約です。
HISのガイドさんに「夜何時くらいまでタクシーは大丈夫ですか?」と聞いたら
「まあ、10時までですね。しかし、サイゴン川の船着場の近くは9時過ぎたら危ないです。できれば、夜遅くの外出は控えてほしいです」とのこと。
8時に食べ始めても、10時前にはタクシーに乗れると思うので、実行です。
次は両替です。
ドンコイに一番レートのよい両替屋があるという情報をキッャチしてましたが、安心のためホテルで両替しました。
高級レストランでも、5000円もあればOKという話なので、ひとまず1万円を両替。
今は円のレートがよくて、200万ドンに変貌。
なんか、すごい単位よね。
慣れるのに大変。
さて、200万ドンを懐にいれてホテルを出ました。
夕方の6時すぎとなり、ちょっと薄暗くなってました。
「マイ・サイゴン」という一番期待している雑貨のお店にGO。
レジェントホテルから歩いて5分。
歩いて5分は日本では近い。でも、ホーチミンはノンノン。
何が大変って、道路の横断。信号がないところも横断しなくてはいけません。
バイクと車をよけながら横断するわけです。
決して走ってはいけないそうです。ゆっくり左右を見ながら、車やバイクをよけながら、ぶつかりそうになったら立ち止まって待つのだそうです。
そう、たとえそれが道路の真ん中でも。ひぇ~
怖いよう~
しかも、ジモラー(現地の人)は道路で夕涼みを兼ねて、すわってたりしてるんですよ。きっとみんな良い人なんだろうけど、薄暗くなってジモラーにジロって見られたりすると、全員なんか怪しく見えてきます。被害妄想なんですけどね。
まあ、初日のこ夕方から歩いてる私たちも大胆なんですけどね。
すっかり暗くなった頃に地図上の「マイ・サイゴン」の地にたどりつくんだけど、そのお店がないんです。
通りを確認しても間違いないし、他のお店はちゃんとその位置にあるのに・・・
警備員のおっちゃんらしき人に、英語で聞いても知らないとのこと。
結局、そのお店はなかったんです。後日わかったのですが、結局行きたかったお店のうち3軒くらいは行方不明でした。
移転したのか、潰れたのか、わかりません。
街の様子から察するに、けっこう潰れているお店があります。
本に載ってた「マイ・サイゴン」の店内の様子
もう一軒「アンナム・グルメショップ」というお店は地図どおり存在してました。
おしゃれなパッケージがいいベトナム産のお茶、コーヒー、スパイスがしゃれたパッケージにくるまれて勢揃い。ヨーロッパの輸入食品も豊富で、パスタやワインをはじめ、ハムやチーズのデリカテッセンも併設。
と、本に書いてありましたが、さほど欲しい物がなく、即退散。
高級店なので、入り口にガードマンが立ってます。
さて、予定より早いけど、予約したお店に行くことにしました。
またまた、大変なことが待ってます(個人旅行は大変なのさ)
タクシーに乗らないといけません。
ホーチミンのタクシーは、けっこう「ぼったくり」がいるそうなんです。
事前に学習してこんなものまで作ってます。
これによると、VINA TAXIがいいらしい。
HISの人が教えてくれたのは、タクシーの横に書いてある数字で選ぶとよいそうです。
38・27・27・27か38・38・38・38か38・11・11・11が良いとのこと。
電話番号だそうです。
私の仕入れた情報だとVINA TAXIが一番安心だという話なので、38・27・27・27を探そうとしていたら、主人が38・38・38・38のMAI LINH TAXIを停めてる。
そこで、いつものバトルが始まります。
「これじゃないのがいいんじゃないん?」と私
「HISの人がこれも大丈夫って言ってたぞ。もう停めたし」と主人
不承不承乗ったけど、微不安。
でもよく考えると、2人とも大胆よね。
初日の夜はホテルのレストランとかにすればいいのに、わざわざ暗くなってから路上でタクシーを拾うんだもんね。悪評高いホーチミンのタクシーを。
内心不安な2人は必死に確認するんですよ。
「メーターは倒してある」
「10,0からちゃんとスタートしている」
「メーターの速度は速くない」
「このハイバーチューンをまっすぐ行けばいいはずだし、時間的に5分くらい乗ってれば着くはず」
行きたかったレストランは高級ベトナム料理店なんだけど、ガイドブックにはほとんど載ってません。ネットで調べても、旅行記に書いてる人は1人しか見つけられませんでした。
では、なぜにそのレストランにするのかって???
いや~、お恥ずかしい。
私のミーハー根性丸出し選択です。
NHKの香椎由宇の番組の中に出てきたんです。
それが、すごく私好みのインテリアで、しかも美味しそうだったんです。
あまり行った人がいないというのも、ミーハーのツボなんです。住所を調べて地図で探したんですよ。ネットがなければ、出来ない芸当です。
いやぁ~、ネットってすごいですよね。
グーグル、ありがとう!!!
そうそう、ホーチミンのタクシー運転手は地図はあまりわからないんだそうで。だから上海方式で正解でした。
上海方式とは、上海のタクシーに乗るために私が作った手帳に「行きたい場所名」を書いたものを見せるという方式です。
今回の旅行は、よりマイナーな所に行きたいので、住所も書いておきました。
これが大正解でした。
このお店もタクシーの運ちゃん知らなくて、住所で連れて行ってくれました。
これからは、住所も入れたホーチミン方式でいくつもりです(笑)
さて、運ちゃんが「ここだ」と言ったところは「スポーツ用品店」の前。
「えっ??? 運ちゃん間違ってるよ」と思い、確かめると「ここだ」と言う。
困っているいると、スポーツ用品店の人が「そこの角を曲がるんだよ」というジェスチャーをしている。
そうだ、ネットの地図を見たとき、大きい道路から少し入った路地だった。
と思い出し、お金を払っておりました。
2万ドンでした。日本円で100円です。安い!!
降りたとき「おまえはこのタクシーに初め不服そうだったが、運ちゃん親切だし、適正価格。良いタクシーだったじゃないか」と超自慢げ。
はい、はい。確かに良いタクシーでしたよ。
とにかく、その路地を入ってみると、アオザイを着たおねえちゃんが古い作りの門の前で待ってる。
「オー、ここだ」と感激。
見た、見た、テレビで見た門だわ。
おねえちゃんも一緒に写真に撮ればよかったわ。
残念。
しかも、あまり上手に撮れてなくて、素敵な雰囲気が伝わらないのが残念。
お客は、欧米人のグループと、ベトナム駐在らしきビジネスマングループだけで、日本人の観光客がいなかったのも、なんだか嬉しい。
自分も日本人の観光客のくせにね~
可笑しいよね。でも、嬉しい。
これが、メニュー。
布張りで、蓮が刺繍してあります。
素敵です♪
主人は「刺繍? そんなの関係ねぇ~」みたいなのりで、
こてこてのベトナムビール頼んでました。
私はきどって白のグラスワインを頼みましたが、あまり好きじゃないので主人に飲ませました。
テーブルセッティングもこんな感じ。
女性好みですよね。
でも、料理が美味しいせいか、男ばかりのビジネスマン3人も利用してます。しかも、主人と同じくベトナムビールをグビグビ。
どこの店でも、まず間違いなく美味しいCha gio
「揚げ春巻き」ですね。
キャベツとミント・紫蘇がついてます。
キャベツにミント・紫蘇をのせ、春巻きを入れて包んで食べます。ベトナム料理は包む文化です。
主人も「これは、美味しい」と満足。
これは、主人のチョイス。
Cua Hap Bia「蟹のビール煮」です。
これが、実に美味しい。デカイ蟹です。
私はそんなに蟹好きではないのですが、蟹の味がとても美味しいんですよ。みそもとても美味しい蟹でした。
私のお目当ての一品。
Lou Ngot Ca Dieu Hong「花の鍋」です。
香椎由宇が食べてました(笑)
ミーハー路線まっしぐらですが、「花の鍋」なんて、ベトナムでしか食べられないではありませんか。
主人は最初難色を示してましたが・・・
この鍋の中にスープが入ってます。
トマトやいろんなものが入ってます。
ウェイターが全部給仕してくれます。
沸騰したら、まず海老を入れて、また蓋します。海老が煮えたら、一旦取り出してカットしたものをお皿に入れて持ってきてくれます。
お花を全部鍋にいれ、ちょっと煮立ったら取り分けてくれます。
いろな種類の花が入るように手際よくいれてくれます。
途中で、フォーも入れます。
スープがしっかりした味なんで、すごく美味しいです。
なんと、欧米人のグループも、ビジネスマンのグループも、最後はこの鍋を食べてました。
この鍋がこの店の自慢料理だと推測。
すっごく嬉しい気分でした。お店の自慢料理ほオーダーした私って、素敵♪
ミーハー力全開です。
写真を撮り忘れてますが、Teaも飲みましたが、カップが小さいのが残念。
お茶飲みなんで、どっさり飲みたかったわ。
ジャスミンテイだったと思います。
これだけ食べて飲んで(主人はビールをおかわり) 90万ドン。4500円くらいです。
安いですよね。
でも、ベトナムでは、高いお店なんです。
ベトナムだからこそ、高級店で食べても安くて美味しいので、ぜひホーチミンに行ったら「高級ベトナム店」に行ってください。お薦めです。
後日、やはり高級ベトナム店に行ったのですが、このANVIEN・アンビィエンの方がお値段設定が高いですね。でも、満足しました。
「ANVIEN」 178A Haiba Trung Quan1 Tel(08)8243877
さて、帰りのタクシーですが、主人が
「38・38・38・38が非常に良かった。これを拾おう」とのこと。
帰りは3万ドン(150円)でした。
帰りの運ちゃんもとても感じがよく、安心して乗れました。
第1日目は大成功でしたね。
「マイ・サイゴン」がなくなってたのが残念でしたが、
ホテルもグ~
タクシーもグ~、
そして、なにより嬉しかったのは「アンビィエン」が期待どおりのお店だったこと。
NHKさん、ありがとうね。
放送していることを教えてくれたモンぽこさん、ありがとうね。