知っとく、納得、ツボ講座
2009/11/29 22:24:53
高齢社会をよくする女性の会・広島の主催の「暮らしの中の助けあい・仕事づくりの巻」という講座を受講してきました。
友人が「高齢社会をよくする女性の会」という会に所属していて、私に合いそうな講座のときに声をかけてくれます。
今回は、私たちの知恵と工夫で身近に創り出せる「仕事づくり」についての講座です。安佐南区の団地で生まれた「暮らしの中の助けあい」のお話です。
現在は民家を使い、在宅での必要な家事サービスや移動支援サービス、ふれあいの居場所づくり、子育て支援などを会員登録制で活動中。
そもそも活動の発端は、ふと耳にした1994年11月のラジオ放送。
これが縁で大阪の堺まで足を運び主婦二人がつながり、翌年6月に所会合。
そこから「私たちに何かできることはないかしら」と集まった主婦たちが一人二万円を搬出。なんと一年で二百万円を集める快挙。
「ここまで生かしてもらったんだから、私の一日を使ってください」精神は今も健在。
ここ十年余りの体験を語ってくださいました。
いまでは、介護保険の範囲の仕事も着手されてますが、根本は介護保険では頼めない「おたすけ事業」です。
具体的に言うと、「病院の送迎」は介護保険で適用ですが、「娯楽のための送迎」は介護保険が適用されず、実費なのでとても高いんです。
そんな「娯楽のため、たとえば美術館に行くとか、の送迎」を安価でしてまれるサービスなんです。
ちょっとした買い物を頼むとか、公的手続きを代理で頼むとか、家事を頼むとか、介護認定に関係なく安価で頼むことができれば、お年寄りはとても助かりますよね。
話し相手とか、相談相手とかもされるそうです。
簡単なようで、信頼関係がないと成立しないですが、でも自分も年をとって、近くに子供や親戚がない場合、とても助かりますよね。
十五年継続できているということは、事業として成立しているわけです。
最初は出資金を募ってされ、次に入会金システムに変え、いまでは、入会金無料でも成立するほどになってます。
お話してくださった、名雪君子さんはとてもしっかりされた誠実で情熱のある方でした。その方の情熱とボランティア精神と人間性がなくては持続できなかったと思います。
その名雪さんが言われるには、意外にも
「これは、打ち込む事業ではありません。常に脇の仕事としてとらえておくことが大切です」とのこと。
確かに、これで食べていこうなんて考えるのは無理です。
自分が「いままで生かしてもらった感謝を込めて、ボランティアの入った収入」くらに思っておかないとできませんね。
ある意味「生きがい」というか、「社会へのお返し」というか「今から老後ほ迎える自分にとって欲しいシステム」でもあります。
私もうちの団地の民生委員の方も
「これは、うちの団地にも欲しい」と思いました。
これから十年から十五年くらいは社会の恩がえしで、依頼される側となり
その先は依頼する側になりたい。
そのためにも、こんな「介護保険のすきまを埋める事業」が団地で成立した嬉しいな~と思いました。
立ち上げるのはなかなか難しいでしょうが、これから少しづつ相談していく予定です。最近、ラクな人生をすごしているので、ちょっと腰が重いのですが、自分たちの安心した老後のためにも何か考えていかないと思ってるんですよ。
おそらく、「いきいきサロン」のボランティアメンバーもそう思っている人が多いと思うんですよ。
主人曰く「韓国ドラマとネットマージャンの回数を減らせば時間は捻出できるはず」
確かにね~
でも、頭もぼけてきてるしね・・・
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