中国を見よう!! その5・蘇州no-3「観光地の光と影」
2009/07/31 00:13:31
いよいよ世界遺産の蘇州の庭園。
タクシーを降りた場所から石畳が続き、蘇州博物館・拙政園・獅子林と続く。
今回の旅行はとことん博物館に縁がない。
「拙政園」
拙政園・獅子林のある地区からタクシーで山塘街に行く。
いつもどおり「山塘街」と書いた紙をタクシーの運ちゃんに見せる。
ところが、この間の距離が地図でみると、案外近いのに、タクシーでなかなか着かない。
ちょっと不安になったわたしたちは
「運転手さん、勘違いしてるんかもしれんね。山塘街に行きたいんだけど、どうもこんなに走るってことは寒山寺と勘違いしたのにちがいない。」と地図をみながら、こそこそ話す。
そうこうしていると、寺のようなものが見えてくる。
「やっぱり、寒山寺よ。寒山寺は見たいと思ってたけど、遠いからあきらめてたけど、タクシーの運ちゃんが勘違いして連れて来てくれたのは、怪我の功名と思って観光しよう」
と、腹をくくる。
そして、到着。
なんのことはない、ちゃんと「山塘街」じゃん

運ちゃんが、「ここがそうですよ」みたいな顔をしてわたしたちを見る。
運ちゃんが、「ここがそうですよ」みたいな顔をしてわたしたちを見る。
どうやら、こそこそ話して不安そうにしていたわたしたちのことを見ていたようだ。申し訳けございません
何もわかってないのに、したり顔で地図を見て「寒山寺」と勘違いしているときめつけてしまって・・・ ほんと、ごめんなさいね。
で、ここが「山塘街」です。
明清代には蘇州一の繁華街。山塘河に沿っている。

運河を遊覧する船が出ている。
「観光地蘇州の影」

魚などは、たらいのような物に生きたまま
陳列して売られている。おそらく、川魚のようだ。はみ出て死んだ魚もそのままにしてある
山塘街の中は商店街がならび、にぎやかだが、あえて路地に入ってみた。
路地に入ると庶民の暮らしが見えてくる。
表の賑わいと異なり、観光客は誰もおらず、地元の人すら歩いてなくて、ちょっと不安。
陳列して売られている。
時々、中の様子が見える家もあり、見るでも見ると麻雀をしている家もかなりある。お昼の二時くらいに、中年がわいわい楽しんでいる。
麻雀好きの私としては、うらやましい。
山塘街をぬけ、蘇州駅に向かう道にも「影」の部分が多く見られた。
道路工事がさかんに行われ、再開発しようとしている地区の家はかなり老朽化している。戦後の日本のような感じである
今回は「蘇州の光と影」を取り上げましたが、上海はまさに「光と影」の構造です。どこも、近代化されているすぐ隣には、まだまだ生活水準の低い庶民の暮らしがあります
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