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グラン・トリノ   WOWOW録画鑑賞  ☆☆☆☆半 

一ヶ月くらい前に見たんですが、母の介護やらお出かけで家に不在だっので感想が遅くなりました。

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2008年・アメリカ映画
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー、クリストファー・カーリー

見る前に、私はこの作品もアカデミー賞の何かを受賞しているのだと勘違いしてましが、2008年の賞レースにはノミネートさえされなかったんですね。驚き!!

イーストウッドは、俳優としては人気はあるものの(特に男性)演技力というものはあまり評価できないという声が多かった俳優です。しかし、監督としては、なかなかの実力派です。

“最後の西部劇”『許されざるモノ』を監督兼主演で制作。
第65回アカデミー賞監督賞・作品賞を受賞と第50回ゴールデングローブ賞監督賞を受賞してます。
この頃から『マディソン郡の橋』『ミスティック・リバー』といった文芸性の高い作品も手がけています。

2004年の『ミリオンダラー・ベイビー』で2度目のアカデミー作品賞/アカデミー監督賞のダブル受賞を果たしてます。

「ミリオンダラー・ベイビー」には、泣かされました。
映画館で鑑賞したのですが、終わってもしばらく席を立つ気にならなかったと記憶してます。

そんな、実力あるイーストウッドの最新作です。
感想は一言で言うと「好きな作品」でした。

イーストウッドらしい、現代のアメリカの問題を多方面から取り上げ・批判したそんなメッセージが伝わってくる反面、それでも争いは避けられないという現実が覗く、現代アメリカを象徴したすばらしい作品でした。

ラストに関しては、映画好きの同窓生と意見がわかれ、二人でそれなりに討論するという意外な楽しみもありました。
やはり、映画というものは受け止め方が人によって違います。違って当然です。
違いながらもお互いの意見を交換すると、自分ではみつけられなかった映画の細部の訴えが見えてきます。
この映画は、そんな意見を交換できるほどの深い作品です。
意見は違っても、2人ともこの作品に感動としたのは同じです。

「出来すぎた話」「浪花節的」「世代の違いの虚しさ」など、いろいろなメッセージをどう受け止めるかは、それぞれの主観で違ってきますが、見るべき映画ですね。

余談ではありますが、「マディソン郡の橋」を本で感動した私は、映画でイーストウッドがキャスティングされたとき、どうにも納得がいかなかったんです。
映画館に足を運ぶ気にもなれず、WOWOWで放映とされてみたとき「やはり、イーストウッドでは、どうにものれない・・・」と再認識しました。

それに比べると、今回の主役は「はまり役」で納得です。
私の中では、イーストウッドの恋愛物というのは「ありえん」状態です。

78才であの肉体とあの感性とあの根性はたいしたものです。
アカデミーにノミネートさえされなかったのは、残念で仕方ないですね。

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