ドイツ・クリスマスマーケット旅行記 NO-2 上海
表題に文句をつけたいとお思いの方が多々と思います。
今回も「上海」話題でごめんなさい。
「四川料理」の次はバスにのって「見飽きた豫園」に。
「見飽きた」と書いてますが、実は見たことを忘れてました。
「豫園は先回見た」という主人に「見てない」と反論してましたが、
インパクトの強いこいつを見たとき
「この龍は見た!!!」と記憶がよぎりました。
この龍は確かに覚えてます。
主人が正解。
こんな瓦も覚えてます。
また忘れないためにも、いろんな豫園の写真を載せておきます。
さて、豫園(庭園)を出ると自由行動です。
でも阪急の自由行動って短いんです。いつもたいてい1時間弱。短っ!!!
豫園商城は浅草感ありですが、もっとごちゃごちゃしてます。
こんなところで自由にしてくれるとは、びっくり。
待ち合わせ場所は、豫園なのにスターバックス。
逆にわかりやすいですね。
実はこの自由時間を待ってました。
上海はいらんわい!
と言ってわりに楽しみとは、これいかに。
欲しい物があったんです。
先回、チャイナドレス型の小銭入れを新天地(日本で言うところの六本木のような場所。中国の富裕層、外人が遊ぶ街)で買ったのですが、帰りに寄った豫園の近くの上海老街(ちょっと、危ないところ)で、同じ物を見つけて愕然。
おそらく、かなり安かったはずです。
上海老街などは、かなり値切れば安くなるところです。
新天地は趣味はいいのですが、高い。
よくみると、豫園の商品にビーズやスパンコールをつけて付加価値をつけて値段をあげているみたいです。
「失敗したぁ~」と悔しい思いをして帰国。
その小銭入れは、娘が欲しがったのであげたのですが、今回豫園に行くなら買って
自分でビーズをつけたりスパンコールをつけよう、と画策したわけです。
よく覚えてないのですが、先回のは新天地で60元(780円)くらいだったかな・・・
さて、さすがに夜の上海老街はちょっと危険なんで、豫園商城で探すことに。
なかなかみつからなくて、ちょぃと横道に。
なんと、怪しい通路。
売ってる物もチープ感倍増。
日本人皆無。
能天気夫婦もさすがにやばく感じて「引き返そう」と私。
そうこうしていると、とある店で、みつけました。
チャイナ服の小銭入れ。
なんと定価が58元。
見ているとすぐさま中国のおばちゃん&ねえちゃんが3人かがりで攻勢をかける。
中「40元」とすぐ下がる。
私「ノー」
中「20元」下がりが速い。こんなに速いということは、かなり安くなるはず。
私「ノー」
中「いくらなら買う?」と聞いてくる。
このとき、失敗したね。
ここで、5元というくらいの気概がないと豫園では負けね。
だけど、こんなに速く下がっちゃうと
私「10元」と言ってしまった。
中「オーケー」と即座に返答。
やっぱり、失敗ね。
相手が嫌がる金額こそが、消費者サイドにとってHAPPYなんよね。
おねえちゃんたち、即決みたいにしてるからこの値段ではいけん。と決断。
私「二つで10元」と手まね、口まねでねばる。
ところが、おねえちゃん、二つで10元はありえん!
と言わんばかりにプイと怒る。
ここで、負けられん。
上海経験者としては、なんとか勝ちたいと思っちゃうんよね。
「なら、いらない」とばかりに店を後にする私。
しかし、その後その商品がみつからない。
時間がない・・・
しょうがなく、再度その店の前を通ると、面白いことにおねえちゃんが椅子にすわったままクールに「10元」と私に向かって発信。
残念だけど、その店に入っちゃいましたね。
さて、支払いのときに困った。
なぜなら、10元札がない。
20元札しかない。
これが、なぜ困るかわからないでしょうね。
日本と違って、豫園あたりのねえちゃんたくましい。
「ちゃんとおつりをくれるかしら・・・」と思ったわけです。
仕方なく20元札出すと、思ったとおりお札持ったまま、動かない。
「おつりは?」みたいなアクションすると、
「もう一つ買え」と言う。
やっぱりね。
こんなものを欲しがる友達はおらん。
しかも、そこで「はい、はい」なんて買っちゃうと負けじゃん。
「一つしかいらない」と言っても動かないから、おねえちゃんからお札を奪い(やんわりとよ)「一つしかいらないから、おつりを欲しい」と頑張る。
おねえちゃんも心の中で「この日本人、なんなん」とあきれたかもね。
やっとのことでおつり10元をもらい立ち去る私。
集合場所に向いながら、主人に熱弁。
「楽しかった♪
上海はもういいと思ってたけど、この買い物劇で大満足。
10元と答えたのは失敗だったけど、中国のねえちゃん&おばちゃんと対等に張り合えたのが面白かった。
でもあれは、8元くらいで買えば私の勝ちやったけどね。まあ、ねえちゃんたちに負けなかったのが嬉しい」
ちなみに、2元の差は26円くらいで、後日の上海空港では、ドル・ユーロ・円・元のレートがわけわかんなくなり(元がないから、ドル・ユーロ・円で払おうとするから)言いなりに払っちゃって、すごく損した感を味わったんだけどね。
空港なんかになると、つい気が抜けちゃって、言いなりよ(笑)
しかも、経験のある上海では値切ることが出来たんだけど、ドイツでの値切り事情を知らなくて、すべて正札どおりクリスマスマーケットでは買ってしまった。
ほかのツアーメンバーは経験も豊かだし、英語もかなり堪能なんで、ドイツでもまず値切り、それがダメならプレゼントもらったりしてたわ。
やっぱ、経験が勝負ね。
ちなみに、主人に言わせたら「どこがいいのか、わからん」と言う、
正札58元、買値10元の商品をお見せします。
私としは、とても好きなデザインなんですけどね・・・
これから、スパンコールとビーズで変身させます。
さて、集合場所にはみんな早く到着。
だって、上海に魅力を感じてない人たちばかりだから。
1人だけ中国大好き人間がいらっしゃいました。
88才のお義母さんと一緒の69才のおじちゃま。
筆を買ってらしたんだけど、さすが20回も来ているだけあって、「いたちの毛」の上質の筆三本セット980元(12740円)を200元(2600円)で、ちゃんと専門店で買ってらっしゃいました。
しかしまあ、定価社会で生きている日本人には、アジアの値引き合戦は体力・気力・迫力がいりますよ。
皆様も負けないようにね。
かくいう私も不慣れなドイツでは、ドイツ人の大きさに圧倒され、定価で買っちゃいましたものね。っていうか、やはり事前にリサーチして知識がないと値引き合戦は難しいですね。
まあ、ドイツはそんなに「ぼったくり価格」はつけてないですけどね。
あ~、今日も上海で長い!!!
皆様、読まなくてよくってよ。
自分の記録として、一応この続きも書きますが、まだ上海なんですよ。
さて、夕食は「上海料理」
昼の四川料理とどこが違うかよくわかんないけど、四川が辛いということだけはわかりました。
食事だと、どうしても一生懸命食べちゃうので、写真が少ない・・・
日本にはない食材もあり、なかなか美味しかったです。
まだ、フランクフルトの飛行機まで時間があります。
ということで、食後は3つに分かれる予定に。
①上海雑技団を見るオプションコース 3900円
②ホテルでの足つぼコース 3000円
③田子坊散策コース 無料
結局、雑技団は誰もおらず、「足つぼコース」に6人、田子坊コースに8人。
わたしたちは、主人が「足つぼは行かない」の一言で、田子坊(泰康路)コース。
これが、よかった。
新天地のような町並みかと思いきや、アートティストが集う古くて新しい街だったんです。20回中国に来ているおじちゃまも「ここは知らなかった」と喜んでました。
私は泰康路は先回行きたかったんですが、ちょっと遠い感じだっのではずしたのが大間違い。ここは行くべきでした。
もし、皆様が上海経由でどこかに行かれるときには是非、田子坊(泰康路)に行ってください。
若手アーティストの画廊やデザイン系のオフィスが集まる泰康路周辺がグッドです。特に路地に入った田子坊は魅力的です。
夜だったし、時間も少なくて、ほとんど路地を回っただけでしたが、8人が異口同音に「帰りもここがいい!!!」と。
さて、遂に上海空港からフランクフルトに出発です。
23時55分に無事、飛び立ちました。
明日からは、正真正銘の「ドイツ・クリスマスマーケット」旅行記となります。
この記事へのコメント
ナンと、面白い上海だね。
ねばる貴方も、中国人も。その場面を見てみたかったね。
いろいろ小物が好きな貴方には、堪能出来た上海だったね。
次回のドイツ楽しみにしてるよ。
キミ子方式のHP見てくれてありがとう。コメントも読んだよ。
以前の自分のを見たら、やっぱ詳しく書いてた方が役立つとわかったんよ。
今回ドイツに関するブログをみても、詳しく地図とか値段を載せてくれてる人がいて、とても助かったから、誰かが読んだときにタメになると嬉しいな~と思って詳しく書いてるんよ。
これからも長い文章につきあってね。
キミ子先生の70才のパワーに元気もらいましたよ♪