ドイツ・クリスマスマーケット旅行記 NO-3 ハイデルベルク
2010年11月25日(木)
フランクフルト着 5時5分(飛行時間12時10分)
日本との時差は8時間です。
広島→上海の飛行機は、左3列・右3列で、なおかつ少し狭かったのですが、
上海→フランクフルトの飛行機は、左2列・中4列・右2列で、なおかつシートが少しだけ大きいんです。
しかも、Window seatを窓口でリクエストしたので2人並んで座れたので、ラクチンでした。
ちなみに、88才のおばあちゃまのビジネスは、シートがフラットになり、まるでベッドになるんです。いいね~
フランクフルト空港内
朝なので、このまま観光に行くため、
ここで、トランクと手荷物の整理をする。
広いので15名のトランクを広げても大丈夫。
バスで1時間30分くらい移動なので、トイレの料金・チップのため小銭が必要となるので空港のお店にみんなGOGO。
水だけを買うつもりが、みんな食べ物を前にすると、買いたい要求にかられる。
空港なので高いのかもしれないけど、コーラが2.1ユーロ(257円)もする。
ちなみに水は一番安いので1.9ユーロ(231円)しました。
みんなにつられて私もポテトチップスを買おうとしていると「ドイツのバスの中は飲食禁止だよ」と主人に言われる。
添乗員さんに聞くと、キャップのついた飲み物以外はダメなんですって。
思わず、棚に返却。
制限速度なしで有名なアウトバーンを走る。
厳密には、一部制限速度がありますが、しかし、すごい。
ヒトラーが行った政策で唯一「立派な功績」ですね。
最初の目的地 ハイデルベルクHeidelberg
あいにく、この頃から雪が降り出しました。
ハイデルベルク城は、ほんのり雪景色。
1300年頃、プファルツ選帝候の居城として構造。
5世紀にわたって破壊と、様々な建築様式を取り入れながら再建を繰りかえしてます。
この門も、門だけで存在。
雪でちょっと寒いけど、みんな元気に行軍。
雨よりはましという前向き発想で、みんな元気に行軍。
この門を通って城内へ。
昔は馬車が通り、今では工事車両が通る。
古い建物はどうしても修復工事をしなくてはていけないようで、ドイツの世界遺産もどこかがいつも工事となっている。
門の下は、おほりですが、水路ではなく、庭のようになっています。
城内は広場になっており、見えてくるのは、フリードリヒ館
この館の前には、大きな
クリスマススリーが飾られてます。
電飾もつけられてました。
フリードリヒ館の中で説明がありました。
外は寒いけど、中は暖房してあります。
ドイツはほとんど暖房がオイルヒーターです。
ここは、中をカフェしてあるみたいです。
22万ℓ以上あるワイン貯蔵庫。
現在の樽は4代目だそうです。
でかい!!!
フリードリヒ館を出て、また中庭へ。
廃墟となった建物。
今は何かに使用していると説明がありましたが、
忘れてしまった・・・
ハイデルベルグ城から見たハイデルベルグ市内。
左の写真の真ん中よりちょっと下にピカピカしているのが見えるところがクリスマス・マーケット。わかりにくいね。
1689年ごろ、フランスのルイ14世の軍によって破壊され、廃墟のような姿になったところも見られます。
さて、城をバスで降り(小高い山の上に城はあります)ハイデルベルグの街を散策。
ハイデルブルグは1386年にドイツ最古のハイデルベルグ大学が設立されて以来、学生街として親しまれてきた街です。
この建物の3Fを見てください。
窓に鉄格子があります。
これは、学生たちが自治憲法を作り、学生たちでちょっとやんちゃな学生を学生憲法で裁き、この鉄格子のある部屋に軟禁してたんですって。
そんなに大げさな罪じゃなくて、学生としてあるまじき行為のときに使用したんですって。
でも逆に、ここに入ることが学生たちのステータスとなってたんですって。たとえ入れられていても、授業はちゃんと行けるんですって。
カール・テオドール橋
車道も石畳が使われており、風情があります。
橋に鎮座する猿が手にした鏡は、偽善者を写す皮肉との解釈も。
また別の解釈では「オレのことを醜いと思っているオマエ、この鏡を見てみろ」と言ってるとのこと。
猿の横に小さなネズミが・・・
意味は聞き取れませんでした。
橋の門です。
掃除車がやってきました。
街なみとハイデルベルク城。
カール・テオドール橋からのハイデルベルグ城は圧巻。
このように、いろんなお店のショーウィンドウもすべてクリスマス仕様。
さて、街を見学したら、いよいよ「ハイデルベルグのクリスマスマーケット」
なんですが・・・
クリスマスマーケットは11時半からOPEN
というわけで、OPEN前なので、ちょっと寂しい。
中央広場の少し手前の場所にあるクリスマス・タワー。
夜がメインなんよね。
で、これはメリーゴランド。
夜ににると電飾でキラキラ。
実際に子供たちは乗るんですよ。
後日、ほかの夜のマーケットで行きまし目撃しましたよ。
最も美しいスポットである、古城を見上げるコルンマルクトのマドンナ像のところ。
これは、昼間しか見れないですよね。
後ろにハイデルベルク城が見えるんです。
実際に見ると、もっと迫力があり、「やったぁ~」って感じです。
まずは、お目当ての「グルューワイン」を飲みます。
「グリューワイン」とは
赤ワインにオレンジピールやシナモン・グローブなどの香辛料、砂糖・シロップを入れて火にかけ温めたもの。
この「グリューワイン」はヨーロッパのクリスマスマーケットの定番です。
体も暖まります。
まず、カップ混みのお値段4.5ユーロ(549円)を払います。
中身が2(244円)ユーロで、カップが2.5ユーロ(305円)です。
デポジット方式で、ワインを飲んでカップを返しに行くとお金を返してくれます。
わたしたちは飲んでから、新品のカップに取り替えてもらいました。飲めない人は最初からカップだけ記念に買ってもOK。
このおにいちゃん、とても愛想のいい人でした。
最初のカップですから、嬉しくて写真まで撮っちゃいました。
にもかかわらず、娘が欲しがったので娘の家にいっちゃいました。
主人はえらくこのグリューワインを気に入ってしまい、おかわりしました。
ハイデルベルグのグリューワインは非常に有名で、通常の赤ワイン・白ワイン・アップルワインをベースとしたグリューワインと大きく異なり、「キルッシュ」(さくらんぼ)を材料に使っているために特別な味がすることを後日知りました。
ここだけおかわりした主人の舌は、侮れません・・
さて、ざっーーと、クリスマスマーケットの様子をお知らせします。
中央広場の様子です。
時間が早くて、人が少ないのは寂しいけど、写真を撮るにはよかったかも。
「クリッペ」
キリストの生まれた厩にキリスト、マリアとヨーゼフ、祝福にやってきた3人の賢者、羊や馬などがセットになったミニチュアの人形の家です。
クリスマスマーケットの一角に必ずあります。
一回りして、刺繍のお店に同じツアーの人を発見。
刺繍に詳しい方なので、お話を聞くと買ってみたくなりました。
ラベンダーとか、ありきたりの刺繍を選んでいると、刺繍に詳しい方が「こういう刺繍は素人でも出来るよ。こういうのはなかなか大変なのよ」
と教えてくださり、決定。
「鳩時計」はドイツ発生のもの。
ほんとは「カッコウ時計」なんでって。
で、この刺繍はとても大変なんですって。
中にラベンダーのポプリが入っていて、これを枕の下に入れると安眠できるそうです。
7.5ユーロ(970円)
当然値切ってません。ほかの人が値切られたら「ドイツの主婦が一所懸命刺したものですから、ご理解ください」といわれたらしい。
確かに。
写真を大きくしてみてください。ものすごく大変な刺繍なんです。
後でわかったのですが、ほかの地のクリスマス・マーケットにも全部この商品がありました。
ところで、私はいつも海外旅行すると、免税品店・空港でお土産を買わないようにしてます。なぜなら、同じ商品が高く値段が設定されているからです。
これは、何度か旅行されたら経験されることと思いますが。
では、どこで買えばいいのか。
時間に余裕があれば、スーパーがGOODです。
ということで、事前にドイツのスーパー・ドラッグストアをネットで調べておきました。しかし、なにせロマンティック街道とかは小さい街なんでスーパーがネット上に出てこない。
しかも、団体旅行だから、そんな自由時間はないんですよね。
だから、クリスマスマーケットの商品を買うしかないと思ってたのですが、マーケットの物は好みに合わないと「猫に小判」というか、ゴミにすらなりますよね。
たとえば、うちの主人にさきほどのポプリ入りの刺繍袋をあげても「なんじゃこりゃ」状態。まあ、極端な例ですけどね。
私がスーパーをみつけた瞬間、旅慣れたツアーの人たちが「わたしちたも行く」と言われ、女7人がぞろぞろと小さいスーパーに突進。笑っちゃう光景でしたが、「わたしたちも、海外ではスーパーを見つけたらお土産を買うことにしてるんですよ」とのこと。
さて、入ってみるともうみんな興奮。買いたいものがどっちゃり。
ちなにみ、一例をあげます。
皆様、旅行社に申し込むと、「事前のお土産」カタログが届きますね。
確かに、考えなくていいし、重くなくていいので、うちの母もハワイのときにこれでチョコレートをどっちゃり頼んだんですよ。でも、高いのよ。
現地で買う値段の1.5倍なんですよ。
いくら、「これは現地にあるから」と言っても、「自分はもてないのに、みんなに重たい物を持たすわけにはいかない」と言って頼んだんです。
こういう場合は仕方ありませんが、私はお土産は原則現地調達派です。
でも、このカタログをちぎって持って行くのはベストです。
なぜなら、何が日本人向けなのかが悩まなくてわかるからです。
というわけで、ちぎって持っていた私です。
おかしいでしょうが、これが役にたつのよ~
で、このカタログでは1260円
スーパーに、ちゃんとありました。
4.9ユーロ(600円)
帰りにフランクフルト空港の免税店でみたら、
6.9ユーロ(850円)
まあ、無理までしてスーパーを探す必要はありませんが、見つけたら入ることをお薦めします。でも、失敗もあります。
ほかのツアーの人が「この間友達がヨーロッパに行って買ってきてくれたこのチョコレートが美味しいのよ」と薦められ、買う気もなかったのに、3つも買いました。
これって、ちっこいくせに3.9ユーロ(475円)もして、
なおかつドイツのチョコじゃないみたい・・・
流されたらいけません・・・
ちゃんとリサーチしたものだけを買わないと・・・
で、調べたら「スイス」のチョコレートらしい。
そんなに絶賛されるんなら、今からひとまず食べてみようと思ってます。
でも、美味しくっても、流された自分にちょっと後悔・・・
今食べてみました。確かにまろやかで美味しいけど、自宅用にはいらんね。
人にはあげられないし・・・
だって「ドイツのお土産よ」って言って、スイスのチョコはないよね~
と思ったてたら、娘と主人が絶賛。
自宅用に買っててよかったわ(変わり身が早い)
ここまで書いても、まだお昼。
この記事へのコメント
こういうのを見つけて、行く前に参考にする貴方に敬服。
私はとてもそんな気力がありませんね。
ただ行って楽しめばいいって感じでね。
ドイツのフランクフルトの空港は、懐かしい感じ。
私達もクロアチアに行く時に、寄りました。
とてもラフな感じで、すぐ空港の外に出られましたからね。
夫が煙草を吸う場所を探していたら、外に出たんですよ。
詳しく書くのは、趣味なんよ。
ほかの人のブログでずいぶん助けられているから、誰かが何かを探しているときに参考になればいいしね。
しかし、忘れていることがいっぱい・・・