ドイツ・クリスマスマーケット旅行記 NO-4
さて、ハイデンベルグでの昼食です。
実は、阪急の海外旅行初めての私としては、昼食に全く期待してなかったんですが、上海も「おまけ」の割りに美味しい「四川料理」と「上海料理」を食べさせてくれました。でも、ヨーロッパのドイツは値段が高いから・・・
このレストランでした。
クリスマスマーケットのすぐ前で、立地もいいし、見た感じもすてき。
わたしたち、このレストランに強引な英語で荷物を預かってもらっちゃいました。預けるとき、主人が不在だったので、女性2人でなんとかなったのは、嬉しかったな~
中もこんな感じで、雰囲気よかったです。
こんな大きなオブジェまで置いてあります。
さすが、ヨーロッパ(意味不明・・・)
さて、席につくと、添乗員さんが「女性はラーメンです」と言う。
耳を疑う。
ここは上海じゃないぞ。
なんで、ドイツでラーメンなん?
しかし、添乗員さんしきりに指さして「女性はラーメンです」と言う。
失礼いたしました。
「女性はダーメンです」と聞き間違いでした。
そう、ドイツ語で女性トイレはダーメンDamenなんです。
ちなみに、男性はヘレンHerrenですって。
なんか、逆に感じますね。
これって、絵でもないかぎり間違うよね。
さて、メニューは「ソーセージ料理」
飲み物は、それぞれもち。
主人も私もワインを頼む。
チップも入れて10ユーロ(1220円) チップ込み価格
ドイツのチップは何割という規定ではなく、たとえば9.5ユーロなら10ユーロ支払う形式。チップはきちんと支払ってあげましょうね。
まずは、前菜。
野菜のスープ。
これは、美味しい。
とろとろで、栄養ありそう。
一見、アイスクリームに見えるのは、マッシュポテト。
ドイツはじゃがいもが出ると、パンが出てきません。
主食は、パンかジャガイモなんです。
ソーセージはとても美味しかったのですが、その下のザワークラウトが好きじゃなかったな・・・
ザワークラウトとはキャベツの漬物。
原義は「すっぱいキャベツ」。この酸味は乳酸発酵によるもので、酢は使われてないらしけど、すっぱい。
それだけで食べるとそんなに美味しくないか゜、ソーセージと一緒に食べると美味。
と、言われたが、わたくし残してしまいました・・・
何かのババロアにベリーソースがかけてあり、美味しかった。
昼食が終わると、ひたすらフュッセンに向けて走るのみ。
そうそう、ハイデルベルグの街散策の前に、免税店に連れて行かれました。
よくある旅行会社ご用達の免税店でございます。
その手にのるもんか、と思っているのにもかかわらず、いつのまにかクレジットカードの暗証番号を入力している悲しい性。
今回は、ゾーリンゲンの刃物が目的。
刃物といえば、上海で「とんでもない包丁」買って、近所の顰蹙をかった私です。
要するに、中国製なんで、切れ味が悪かったんですよ。
でも仕方ないんですよ。
上海のおねえちゃん、私の顔見て安い包丁出したんだと思います。
庶民派の顔なもんで・・・
上海でも高いのを買えばよかったんですよ。
今回は失敗しないぞ、と夫婦2人で挑んだのでありますが、いくつか失敗・・・
なんで、いつもこんなに失敗するんでしょうか・・・
すべてゾーリンゲンです。
※まず、一番下の包丁から。
日本人のオーナーの説明で、どのような包丁がいいか教えてもらう。
「刃の金属が、取っ手の黒い部分の下まであるのが丈夫」
・・・・もっといろいろ言ってくれたのに、忘れてしまった・・・
とにかく、この写真の包丁はそういう条件を満たしている。
が、しかし安いんです。
なぜなら、取っ手の部分が短くて、ドイツ人には小さいので商品価値が落ちたんだそうです。日本人なら問題ない大きさです。
45ユーロ(5490円)
帰宅して使ってます。
抜群の切れ味で、さっそく上海の包丁を捨てました。
※真ん中の「ペティナイフ」はオーナー曰く「優れものです。トマトなら1ミリくらいの薄切りもでき、パンでもなんでも切ってください」
9.8ユーロ(1200円)
帰宅して使ってます。
よく切れます。
※問題児の「ツメきり」
ドイツでさっそく使ったら、「???」の切れ味。
13ユーロ(1600円)という値段が安すぎたからいけないのかと思ったけど、後日ローテンブルグのドラッグストアにゾーリンゲンのツメきりが5.9ユーロぐらいで売ってた。しかも、こいつよりうーーーんと切れる感じの顔つきしている爪きりでした。
これは、失敗・・・
ほかに、この免税店でFEILERのハンドタオルを買いましたが、これは例のカタログに2940円で載ってたのを12ユーロ(1464円)。
で喜んでましたが、なんとネットで1680円くらいで売ってます。
ちなみに、後日違う免税店で10ユーロであったり、一枚プレゼントにもらえたりしたいう話を小耳にはさみ、どこで買うかは難しい選択だと感じました。
しかし、自分に腹が立つのは、その免税店に入って自分が事前に値段を調べたドイツの入浴剤があり、ドラッグストアで0.89ユーロ(110円)が2ユーロ(244円)という高額な値段がついてたのを知りながらそのお店で買っちゃったことです。
なんで、免税店に入ると理性がなくなるんでしょうね・・・
この先、いつ買い物できるかわからない不安からなんでしょうね・・・
ところで、これからドイツに行く皆様にお知らせ。
今回の免税店では、100ユーロ以上買うと、免税手続きをすると税金が還付してもらえるんです。
ただ、お店が書いてくれた用紙とトランクを空港の税関に見せなくてはいけません。
いままでは、トランクを開けてまでチェックしてなかったんですが、フランクフルトは厳しくなって、今回トランクを開けられました。
その時のために、免税対象商品はまとめて入れておく方がスムーズにいきます。
ただ、今回は最初の人が人身御供になった感じでトランクオープンになりましたが、残りの人のトランクは開けずに終わりました。
それともうひとつ、同一店で1日110ユーロ以上の買い物をしないと、払い戻し金額より手数料が上回るそうです。
なんにせよ、旅行先の買い物は難しいです。
でもそれだから楽しいのかも。
最近の私の旅の買い物のテーマは「普段使いを豊かに」ですから、今回も毎日使う包丁を買えたのは、うれしいかぎりです。
さて、フュッセンまで、とにかく遠い。
途中でトイレ休憩なんですが、アウトバーンのおトイレは有料。
「えっーーー!!!」とお怒りになるかもしれませんが、よく考えたシステムになってます。おトイレの前に、お金を入れたらバーが解除されるシステムがあります。
50セント(72円)ですが、1ユーロでもおつりがでます。
バーが解除されて中に入ると、領収書のような紙が出てきます。
みんなで、「これを使うともう一度入れるかね~」と言いながらバスに乗りこむ。
バスに乗ってから添乗員さんが「今さら言うと、捨ててしまったと怒られるかもしれませんが、あの領収書みたいな紙は、現金として使えます。アウトバーン内のドライブインならどこでも50セントとして使えます。捨ててたら、ごめんなさい」
主人も私も捨ててませんでした。
要するに、トイレ使用だけされるとドイブインも大変なんで、一応お金をとるけど、それを使って買い物させようという魂胆なのね。
なかなか上手い仕組みですね。
そのドライブインの前で、今夜飲むビールを買いこんで喜んでいる主人。
今日のホテルの周辺にはお店がないと添乗員さんに聞いたらしい。
さて、そうこうするうちに、フュッセンに到着。
簡素な建物が物語るように、このホテルの設備が一番簡素でした。
部屋は広い。
しかし、何故か三人分のベッドが・・・
ほかの人の部屋も全部三人分のベッドがあったそうです。
まあ、翌日の服を置いたり便利でしたけどね。
左が「うわさのシャワーのみ」の浴室。
狭い!!!
小さい日本人の私ですら狭いのに、大きなドイツ人、大丈夫なんかね???
寒さを気にしてましたが、浴室にもオイルヒーターが部屋とは別についてるので、思ったより暖かい。シャワーで大丈夫です。
ドイツはエコが徹底してますから、歯ブラシ・歯磨き粉がありません。
ヨーロッパはどこもそうですね。
当然、シャンプー・リンスはありません。
シャンプーはボディローションと兼用。
くし、シャワーキャップもありません。
さて、7時から夕食。
テーブルセッティングはクリスマスよ。
添乗員さんが白ビールが美味しいというので、主人が注文したのですが、うっかり写真を忘れてます。この白ビールは美味しかったですよ。
前菜。
しかし、我が家でも作れる「卵サラダ」
きゅうりをもっとさくさん入れてくれぇ~
味は、まあまあ。
このご飯が曲者。
タイ米のように、パラパラ。
親日家のオーナーなんで、よかれと思ってご飯にしてあるんだろうけど、パンの方がいいのにね。
魚のフライは、でかい!!!
付け合せはこれかに何度もご対面するニンジンとインゲン。ドイツのニンジンがハンパない量でます。
この紅茶が出たとき、びっくり。
白湯しか最初見えなくて・・・
ティパックも自分で入れるレストランなんて日本ではあまりないよね・・・
一瞬「生肉」に見えたケーキ
これってアップルが使ってありますが、名前がわかりません。後日、これと同じケーキが出るので、おそらくドイツの冬の定番のケーキだと思います。
なんとか名前が知りたいものです。
お料理の方は、いまいちでしたが、ここのオーナーのサービスがすごい。
日本贔屓ということで、特別に「ごはん」「生たまご」「醤油」が別のテーブルに用意してあり、それも自由に食べてよいそうです。
チャレンジしている人がチラホラ。
わたしたちはおなかがいっぱいなので、食べなかったのですが・・・
このオーナー、手品をしてくれました。
それが、すごい。
素人の域を越してます。
「たばこ」を使うのですが、ギャグも交え、実にうまい。
みんなが絶賛すると、今度はピアノまで弾き始めました。
これがまた、うまい。
何曲か弾いた後に、「ショパンの革命」を弾きはじめて、びっくり。
この「ショパンの革命」は私の大好きな曲なんで、大感激。
後でわかったのですが、若い頃オーケストラの一員だったようです。
そうこうしていると、ツアーメンバーの1人と英語で会話して、連弾をはじめ、ついには、ツアーのメンバーの中にピアノの先生がいることが発覚し、その人のソロ演奏となりました。
左のねずみ色のセーターの彼女がピアノの先生。
右がホテルのオーナー。
なんにせよ、この日のディナーは盛り上がりました。
一芸があるということは、すばらしいですね。
ホテルのロビーでこんな新聞記事が貼ってあるのを目撃。
あのオーナーは阪神大震災で被災した子供たち19人をドイツに招待されてるんです。
太っ腹な、優しい方なんでしょうね。
ところで、夕食後は一番の懸念に突入。
雪が降るような寒い土地での真冬のシャワーです。
バスタブないから、仕方ないよね・・・
昨夜は機内だから今日シャワーしないと、汚いしね。
確かに、洗面所にはオイルヒーターがあるから暖かいだろうけど、冬のシャワーは初体験。
大丈夫でした♪
オイルヒーターを強い設定にして食事に行ったので、帰ったら洗面所はポカポカ。
いつもは夜更かしの不良夫婦が10時には寝ました。
この記事へのコメント
私が、自分に照準を合わせて読んでるから、よくもまあ、覚えているなあと感心して読んでますよ。
楽しんでいる様子が、手に取るように分かるよね。
貴方のことも知っているので、よけいに楽しいよね。
今度お宅におじゃました時には、ぜひ、ご主人に会いたいものですね(笑)
自分の記録のためとはいえ、飽きずに書くためには、今のうちです。
絶対、忘れてしまう・・・
主人は、いつも夜の寝酒だけは、確保します。
今度来られたら、是非会ってくださいな(笑)手に持っているビールをもっと大きく載せろと言ってました。