喧騒の国ベトナム NO-7
「タクシーぼったくり事件?」
HISの現地ガイドさんに「ホーチミンの観光地は狭いので、観光客がタクシーをちょっと遠くまで使っても大体5万ドンまでが適正価格です。すごく遠いところは別ですよ。でも、5万ドン以上を請求されると、ぼったくりと思ってください。10万ドンとメーターに出ても、5万ドンしか払わなくていいですよ。それから、ぼったくりにあったら、この紙に会社名・ナンバーを書いてください。HISからタクシー会社に伝えて、改善要求します。各会社頑張っているので、協力してください」と言われた。
事前にガイドブックでも、ネットでも調べてたのである程度の知識はありました。
ベトナム駐在だった(すでに帰国されてます)たかっっっっぴーさんのブログには、タクシーの写真まで載せてあり、とても参考になりました。
で、初日の「アンビィエン」に行くとき、路上で拾った「38・38・38・38」がとても良かったのでホーチミンのタクシー不安はなくなってました。
ホーチミンに行かれる方は、このタクシーお薦めします。
滞在中、こりタクシーにほとんど乗りましたが、すべて適正価格でした。
翌日、ホテルの前には「38・27・27・27」しかいません。
で、ホテルの前だし、「38・27・27・27」も安心タクシーと聞いていたので、ホテルの前から乗車して「歴史博物館」にGO。
歴史博物館は、中心地よりちょっと離れてます。ちょっとね。
事前にホーチミンの地図は穴があくほど見てましたが、実際の町並みとなるとわかりにくですね。でも、大体の距離感はわかります。
朝のせいか、かなり道が混んでます。
距離と時間の併用メーターですから、時間でもメーターが進みます。
まあ、それは知っていたので。
「それにしても、ちょっと時間かかるな~」
と思いながら主人も私も興味深々で車窓の風景を眺めます。
「へえっ~ ここは学校なのね。まあ、アウディの代理店があるのね」と思ってホーチミンの街を興味深く見ていると、
主人が「ここは、さっき通ったぞ」と言います。
主人「この学校は見た」
私「そうね。私もさっきこの学校を見た。あっ!! アウディがあるさっき見た!!」
にわかに2人の様子がおかしいとわかった運ちゃん。
日本語はわからなくても、日本人がなんか変化に気づいたということはわかったらしく、わたしたちが
「このタクシー同じところ回ってるじゃない」
「これはうわさのぼったくりなんじゃない」
「きゃーー、6万になってるじゃん」
と言うのが言葉はわからなくても「このタクシーやばいんじゃない」と翻訳されていみたいです(笑)
2人が騒ぎ出して30秒後に「ここです」みたいに止まります。
騒ぎだして、あっとう間に着きました。
メーターは6万2000ドンです。
HISのガイドさんは「5万ドン以上の表示があっても、最高5万ドン払って、降りたらタクシーのナンバーを控えて通報してください」と言われてましたが、主人は6万ドン払ったらしい。
どうも、5万ドンにするのは偲びなかったらしい。
金額はともかく、「ぼったくり?」にあったのが、腹立っちゃいました。
ホテルの前からホテルマンにドア開けて乗ったタクシーでも「ぼったくら」れるのが信じがたかったんです。しかも、安心して乗ったVINASUNタクシーなのに。
しかも、乗るときに見た運ちゃんの顔は若くて善良そうなのに・・
これが、VINASUNタクシーです。
降りるとき、思わず「too expensive」と言ってしまい、失敗。
(外国で値切り交渉必須の言葉なので、身についてます)
ベトナム語の「Mac qua!」というのを勉強していたのに、とっさに出てきませんでした。
運ちゃんにガツンと言いたかったのに・・・
降りるとき腹たったので、ナンバーも控えたのですが、通報するには中途半端な「ぼったくり金額」だっので、言わなかった私たちです。
でも、次の歴史博物館から街中の中央郵便局までのタクシーは2万ドンでした。
これから察するに、ホテルから歴史博物館の適正価格は3万ドンくらい。
混んでるとしても4万ドン以上かかるのはおかしいです。
私の脳裏に「腹が立ったけど、考えてみるとぼったくられたのが実質2万ドン(100円)だから、いいか~」という想いがよぎったのも事実です。
でも、これってまずい考えです。
主人が後から「タクシー会社は雇った運転手がどんなことをしているかわかってないから、やはり通報すべきだった。ホーチミンをよくするためにも、その方が正しいことだったかもしれない」と言ってました。
それもわかるのですが、100円くらいのことで、若い運ちゃんの「ほんの出来心」を通報するのもなんだかかわいそうな気がして・・・
でも、それって間違ってますよね。
確かに。
通報するべきだったのかどうか、いまだによくわかりません。
そういえば、HISのガイドさんが小声で「38・27・27・27より38・38・38・38が安心かな・・」なんて言ってました。ガイドブックは38・27・27・27がお薦めでしたけどね。
で、ホテルの窓から覗くと、レジェンドホテルの玄関前まで来れるタクシーは38・27・27・27だけなんです。38・38・38・38は、ホテルり前の下の歩道に待機してます。
要するに、ホテルの玄関から少し歩いて歩道まで行かないと38・38・38・38には乗れないシステムなんです。
歩道に待機させられている38・38・38・38のタクシー
レジェントはVINASUNの縄張りなんすかね~
でも、ガイドブックによると悪名高い赤いSAIGONタクシーがほとんどのホテルの前にはいたそうなんで、SAIGONタクシーでないだけ、ましなんですけどね。
ちなみに、悪名高いSAIGONタクシーは国営なんですよ。
それから察すると、国営デパートでおみやげ買ったのは正解なのか??
ところで、SAIGONタクシーは赤から、白地にピンクのラインにモデルチェンジしてました。街中でも見ることが少なくなり、38383838のMAILINHと38272727のVINASUNが大半になってました。
余談ですが、歴史博物館の前で悪名高いSAIGONタクシーがやってきました。
中の人がなかなか降りません。
私たちは勝手に「たぶん日本人がぼったくられてて、もめているんじゃない?」と興味津々に見ていたら、なんと白人が降りてきました。
「ぼったくられてもめていた」のかどうかは、わかりません(笑)
でも、外人がSAIGONタクシーに乗るのは危険なのにな~
とよけいなお世話を焼いてました。
そういう自分たちだって「ぼったくりもどき」に合っているのにね(笑)