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中国を見よう!! その2・買い物天国and地獄 

※張小泉刀剪総店の買い物天国

 「JTBるるぶ」ご推薦の「杭州生まれのハサミの名店」

約345年の歴史を誇るハサミの老舗で乾隆帝に献上されたこともある。中国包丁から家庭用ハサミまで扱う商品もいろいろ。
とあるので、絶対買いたいと挑む。

商品はすべてガラスのケースに入り、店員と対面方式で、見せて欲しい商品を指差す。店員は日本語は全くわからにない様子。

英語もほんの少ししかわからない様子。
こうなったら、ほんの少しの英語とジェスチャーと筆談で勝負である。
しかし、まず一番の敵は中国人の客。
みんな買う気まんまんで、ケースにはりついている。
その中国人に押し入り、なおかつ「THIS、THIS」と指差す。
中国人の店員はニコリともせず、商品を出す。

聞きたいことと、言いたいことが混沌としていると、隣の強引な中国人に店員をさらわれて、一人で途方にくれるしかない。吟味する時間がないというか、知りたい情報がゲットできず、先に進めない。

 たとえば、形の好きなハサミが「紙を切るのか、糸とか布を切るのか、わからない」 メモ用紙に「紙?  布?」と書いても、全部OK、OKとしかかえってこない。
英語なら、orで、「紙 or 布」で聞けるけど、中国語のorがわからない。
悩むためにケースからリタイアする。
でも結局解決策がなく、「えい、ままよ」とばかり買いに走る。
紙でも、布でも、好きな方を切るはさみにすればいい。

 指で、「THIS 1個」みたいな感じ。
店員はポンと私にハサミを渡し、伝票に数字を書き、私の渡したお金をバインダーでとめ、レジの人に渡す。

 ジャスト金額を払ってると、商談成立。それで、終わり。
商品は包み紙なし。レシートなし。
し、しんじられんーーー

 商品は基本ケースの中なので、出ているものは商談が成立したものとみなされる。でも、レシートがないから、いったいその商品をいくらで買ったのか、ぼーっとしてたら、わからない。年寄りはここで買い物できないぞーーー!!!

 しかし、いつもジャストがあるわけではない。
私も三度くらいにわけて買ったので、おつりのいる時もあった。
バインダーに100元はさんだ店員が、ちゃんとおつりを間違えずにくれるか、ドキドキ。計算できなくなったら、ここでは買えないね・・・
ちゃんと、おつりは間違いなくくれた。

あたりまえだけど(笑)
217c331e.gif

左が一番さきに買った「はさみ」です。本によると、ステンレスバサミです。
右のは、刺繍用の糸きりばさみで、金色のを昔持ってました。
たしか日本では1500円くらいです。上海で500円くらいでした。

214ed7f4.gif
次にノートに「木切」と書くと、ちゃんと剪定はさみが出てきました。
言葉が通じると嬉しくなりますよね。

欲しかった商品を格安で買えたので、天国・天国。

※張小泉刀剪総店の「てんやわんや」
私が「はさみ」を購入している間に、主人は同じ店でライトを購入。
しかし、ホテルに帰って開けてみると、9つついてるライトのうちすでに3個消えてる。怒る主人に
「はさみ専門店で、なんでそんなものを買うの?」と聞くと
「売っているから」との答え。なるほどね。
「でも考えてみんさいよ。はさみの専門店で売ってるライトなんて、怪しいじゃん」と言いながら、実は私は心の中で「そんなもの売ってるお店怪しいじゃん。今日買ったはさみは大丈夫なのかしら・・」と微不安。

でも、そこが中国なんよね。

「はさみ」の一流店と言われながらも、売れるものは売るんだね。

ちょっと、がっかり。

 それより、主人がもっとがっかり。

30元(450円)なんだけど、断固交換に行くときかない。
でも、レシートもなければ包み紙もない。
しかも言葉が通じない。
どうするねん。って感じよね。
23.gif






で、翌日二人で乗り込みましたね。買った日より人が少ない。
まず、おねえちゃんに不良ライトをみせる。それなりに、ライトがつかないとアピール。するとおねえちゃん、「わかったわ」みたいな感じで、新しいのをケースから出してくれる。
「あらっ、案外簡単ね」と二人で喜んでいると、電卓を出してお金を請求する。
どうやら、「これと同じものが欲しい」とアピールしたと思ったらしい。

 二人で猛然と「ちがう、ちがう、ライトが壊れている」と英語で訴える。

おねえちゃん、平気な顔してスイッチ入れてほら、つくじゃん」と言う。

「見て、見て、3個ライトが切れている」と二人で訴える。

すかさず、おねえちゃん下のケースの見本を出してスイッチをいれ、

「ほら、同じじゃん」と指差す。

なにがおなじなもんですか。ぜんぜん明るさが違う。

 二人で明るさの違いをアピールすると、「確かに違う」みたいな納得した顔をして、下から出した見本とわたしたちが持っていった商品を代えてくれた。

「よかった、理解してくれた」と二人で安心していると、またまたおねえちゃん電卓を出してお金を要求する。

二人は猛然と「ちがう、ちがう。壊れているから交換してほしいんだ」と身振り手振りの大騒動。

 おねえちゃん、やっと理解したのか「いいわ、これを持って帰って」というような顔をする。

不満顔のおねえちゃんを見て店を後にしながらの二人の会話。

「絶対あのおねえちゃん、他の店員さんにわけのわからない日本人が来て、商品を交換しろとしつこいかったんよ。いくら説明してもわからないので、めんどくさいから交換したわ。って言ってるね」

 
あ~、言葉が通じないって難しいね。
おそらく主人は30元がもったいないというより、交渉を楽しみたいとチャレンジ精神で行ったんだと思う。
まあ、私もそれなりに交渉が面白かったからよかった。
 
しかし、この話にはまだオチがあるんですよ。
豫園商場の奥に上海老街という、ちょっと怪しいものをたくさん売っている一角があります。上海老街で主人が上のライトと同じ性能のライトを交渉の末、10元で買ったんですよ。
しかも、こちらの方が明るいときてる(笑)
24.gif






※張小泉刀剪総店   「お買い物地獄」

これは、お店が悪いのでもなんでもなく、私の大ボケ話です。

ライト事件の日に、そんなに有名なお店ならついでに「包丁」もと買ったんですよ。そして、そのまま浦東の東方明珠塔に二人で登りに行ったんですよ。
25.gif



 包丁なので、お店の店員さんも紐でくくってくれてましたけどね。
で、入場券を買って塔に入ってびっくり。
身体検査があり、持込み禁止のものが書いてあったんですよ。
包丁はなかったけど、はさみ、ドライバーがダメ。
そんな物がダメってことは、必然的に包丁はダメですよね。

あ~、タイミング悪い。
塔に登る前に何も考えずに包丁を買ったんですよ。

最近の中国はすごく厳しくて、新幹線に乗るときも、リニアモーターカーに乗るときも身体検査と金属探知機のゲートをくくらされます。

ヒェ~
恥かしい。
当然探知機に探知され、「中身を出してください」と言われる。とほほ

 塔に登れないのかと心配したら「預かります」とアクセントのおかしい日本語で言われ、一安心。

 でも、ドキドキでした。
前日に買ってたらそんなことなかったのに、タイミングの悪さです。とほほ

 しかし、こんなに厳しいチェックがあるなんてね~
来年は上海で万国博覧会が開催されるから強化てるんでしょうね・・・

 でも、観光旅行で包丁買う私って、どうよ。
ちょっと、自虐的になっちゃいましたよ。

 まあ、無事預けて263メートルまで上がり、帰りには包丁もらって帰りましたよ。
ある意味、忘れられない記憶になったから面白いんですけどね。

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