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バンズ・ラビリンス  ☆☆☆  2008年2月6日鑑賞 

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1944年スペインフランコ独裁政権時代、内戦で父を亡くした少女が、独裁主義者ヴィダル大尉と再婚した母とともに生きていく様を描いたファンタジー映画。と思ってたら、これが空想部分より現実部分のウェイトが多く、というより現実部分のリアルなグロさに正直「まいった!」と感じさせる重い映画でした。

2006年のカンヌ映画祭で20分のスタンディングオベーションを受けたのをきっかけに、世界の映画賞をにぎわせ、第79回アカデミー賞でも6部門ノミネートされ、美術賞、撮影賞、メイクアップ賞の3部門を受賞した話題作だというだけで観に行った私は、あまりの戦争描写のリアルさにすっかり疲れてしまいました。目を覆いたくなるシーンが何箇所かあり、次はいつ残酷なシーンがくるのだろうかと、どきどきしてしまってかなり辛い映画でした。あのフランコ政権時代にレジスタンスに対しては実際にしていた行為であると考えると余計に寒気がしました。でも、それはフランコ政権に限らず、戦争という脅威の下では、誰もが報復措置に出ていた想像できるわけで、そう思うとますます寒気がしました。

人は目の前の現実だけを見つめて生きていけるのか。
もし目の前の現実があまりにつらすぎるとしたら -。
少女の見ている世界は現実なのか空想なのか。

ラスト、少女オフェリアの顛末は2種類提示されています。
現実を信じるのか、物語を信じるのか どちらも真実だと思うのか
解釈はまさに観客ひとりひとりに委ねられています。
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